月別アーカイブ: 2008年2月

300年前の備前藩主・池田光政の思い

日本民家再生リサイクル協会のイベントで昨日、岡山県に行ってきました。

岡山もやっぱり雪で、当初予定していた吹屋と備中高梁には行けなかったのですが、備前市の閑谷(しずたに)学校と倉敷へ行ってきました。

今回は閑谷学校のことをご報告します。

閑谷学校2

閑谷学校というのは、江戸時代の備前藩主・池田光政が庶民の教育を目的として1670年(寛文10年)に設立した藩校です。

徳川光圀・保科正之とならんで、天下の3名君の1人に挙げられる池田光政は、藩政の目標を儒学の教える仁政の実現に置き、儒者を次々と招きここを教育の場としたそうです。

この閑谷学校の敷地内に点在する25の建物は重要文化財に指定されており、そのほとんどが備前焼瓦で葺かれています。
そして講堂は、現存する学校建築としては世界でも最古のものだそうで、国宝に指定されています。

下の写真は講堂の内部の写真です。
(クリックすると画像を拡大表示できます)

閑谷学校1

僕はこの閑谷学校を10年ほど前に訪れています。

その時は備前焼の瓦の美しさに圧倒されて、ひたすら写真を撮りまくっていましたが、今回は木材やデザインのプロポーション・木割などを見てきました。

前回来た時になぜこれを見抜けなかったのか?と我ながら情けない思いだったのですが、まずは使われている材料のあまりの素晴らしさに驚嘆しました。
柱はすべて樹齢4~500年は軽く経過していると思われる、芯去り桧の四方柾20cm角。
(講堂内部の欅の丸柱は入室禁止のために見ることができませんでした)

そして昨日僕が一番感動したのは、その建物群の配置計画でした。

当時の藩校で教えていたのは儒学です。

ということで閑谷学校の敷地内には、孔子を祀るために孔子の聖廟が建てられています。

ここで下記の写真を見てください。

閑谷学校3

閑谷学校へ通ってくる生徒たちは、まず学校の敷地の手前に設けられた堀を越えるために、橋を渡らなければなりません。

そして、その橋の向こうに見えるのが校門で、校門の左奥に見える一番大きな建物が講堂(=校舎)です。

上の写真だと少し判りにくいのですが、門の向こうに小さな建物が垣間見えます(下の写真を見てください)。

閑谷学校4

 

このように校門の奥に見えるのが孔子の聖廟です。
つまり、生徒たちは、毎朝必ずこの聖廟に真っ直ぐ向かって登校してくるのです。

そしてこの聖廟は、この敷地内で一番高い地盤に建てられています。

備前藩主・池田光政の教育にかける思い、そして人を育てるということに対する情熱が300年以上の時を経て建物を通じて伝わってきました。

久々に感動した建物でした。

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図書館

(あらかじめお断りしておきますが、今回はかなりコアな専門家向けのネタですので、一般の方にはちょっと興味がわかないかもしれません。
ご了承下さい)

昨日は現場からの帰路、母校(関西大学)の図書館へ寄ってきました。

僕は2ヶ月に1度くらいのペースで母校の図書館に行きます。
うちの学校の図書館はとっても強力で、建築関係の専門書の蔵書はすごいんですよ。
僕ら卒業生はいつでもその本を借りられるし、もちろん館内での閲覧もできるのでとっても重宝しています。

建築関係の本は高いんですよね。
いい本は絶版で売ってないし、古本屋で探すと平気で4~5万とか、中には8~9万なんてのもザラです(それでもホンマにいい本は少ない・・・)。
しかも、いまはインターネットで蔵書の検索もできるし、貸し出し中かどうかの確認や予約までできるのですから助かります。

龍光院修理報告書

昨日の目当ては、文化財の修理報告書です。

関大図書館には日本全国の国宝・重要文化財修理報告書約800冊くらいを収蔵しているようです。
この手の資料は一般販売されていないので、ホンマにありがたいし、しかもその内容が事細かく書かれていて、とても興味深いです。
(一般の方が見てもきっとおもしろくないと思うのですが・・・)

昨日借りてきたのは、桂離宮、曼殊院門跡本堂と大徳寺龍光院書院の文化財修理報告書の3冊です。
ついでに、写真集も2冊借りてきました。
(本当はあと10冊くらい借りてきたかったのですが、卒業生は上限5冊までとされているようです)

他にも三渓園とか法隆寺とか園城寺の修理報告書も閲覧したのですが、それらはまた次回にすることにして、今回は上記の5冊を借りてきたのです。

やっぱりさすがに国税使って修理しているだけあって、きちんとこういう報告書作ってくれているんですね。
ありがたいことです。

昔の大工の仕事(仕口や継手、使用材料や大きさなど)もきちんと写真や文章で記載してくれているし、腐朽状態や床下・小屋裏の仕事の状況などがこれを読むとよ~く判ります。
がんばって勉強します。
(っていうか、本読む時間が足りなくて、ドンドン本が山積みされていってますが・・・)

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擁壁 床付検査

床付中間検査


 


 


 


 


 


 


 


 


昨日、西宮市内で工事中の現場で市役所の中間検査を受けました。

床付(とこづけ)という工程の検査で、地盤の掘削が完了したらその地盤の固さが充分かどうか?ということを確認しにくるわけです。
今回掘った深さは何と5m。

前面道路と敷地の高低差が4m強あるため、このように深い掘削作業になりました。



上の写真の右側の方がその固さを調べています。

調べ方はいたって簡単。
T字型のニードル(直径1cmくらい)を地面に突き刺し、その上から体重をかけてそのニードルがどのくらい沈むかを見て判断します。
今回の地盤は、全く問題ないということで、無事検査も終わりました。



このところの雪続きの天候で、地面の掘削工程が遅れています。
雪が降ると、山の上にある残土処分場への道をダンプが通行できなくなり、残土処分ができなくなってしまうためです。
この遅れは母屋の工期を短縮できるように知恵を絞って挽回したいと思っています。

今週はこの後、栗石を入れ、捨てコンクリートを打ち、墨出しをしてから後半は鉄筋の組み立てです。

来週月曜日には、また鉄筋の検査を受けるために役所の方に足を運んでいただく予定です。

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日本画

ここ1週間ほどの間に、立て続けに二人の巨匠の日本画を観てきました。



一人目は桃山時代の日本画家・長谷川等伯。

狩野探幽とともに僕が大好きな絵師の一人ですが、今回観てきたのは、京都市東山区・智積院(ちしゃくいん)蔵、国宝障壁画・楓図(かえでず)です。
(現在、智積院では特別公開として、寝殿を公開中。
 ここでは堂本印象筆の襖絵と長谷川等伯の羅漢図も観ることができます)

たまたま僕達が行ったときには、等伯に心酔している(と思われる)ボランティアガイドのおばちゃんが、この楓図や等伯の人生について説明してくれたので、より一層この名画を堪能することができました。

楓図の横には、26歳という若さでこの世を去った等伯の長男・久蔵が書いた桜図(これも国宝)が並んで配置されています。

等伯の息子・久蔵が25歳の時に書いた春爛漫の八重桜はとてもエネルギッシュでみずみずしく、華やかな美しさなのですが、これを描き切った翌年に久蔵は亡くなっています。
(久蔵のあまりの才能に嫉妬したため、誰かに殺されたのではないかという説もあるようです)

その悲しさをぶつけた渾身の作が、父・等伯55歳の時に描いた楓図だそうです。
秋の紅葉の盛りを色鮮やかに描き、老木の風情と迫力が迫ってきます。

絵の美しさもさることながら、その描かれた当時の背景や作者の心情に想いを馳せると、なお一層味わいの深いものでした。

長谷川等伯は南禅寺・金地院にある『猿猴捉月図』や上野の国立博物館にある『松林図』など水墨画が有名ですが、この楓図は金箔地に豊かな彩色を施した障壁画です。



そして一昨日東京出張の帰りに駆け足で観てきたのが、横山大観です。
(現在、東京六本木の国立新美術館で開催中。3/3まで)

僕は横山大観の作品展を観たのは初めてですが、とても繊細かつ大胆に自然を描く構図の素晴らしさと細やかな色使いに心打たれました。

その前に渋谷で一日中講習会に出席していたので、美術館に入ってから出るまで30分しか観られなかったのが残念でしたが、とても素晴らしい作品ばかりでした。
本当は3時間ぐらい観ていたかったくらいです。
観ているときは、感動でプルプルと小さく震えてしまいました。

なぜかは判りませんが、大観の作品を観ていると
「日本人で良かった・・・」
と感じました。

東京へ行かれる方は、ぜひこの機会にご覧になられることをおすすめします。

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静岡の桧

気付けば前回のブログの更新から10日も経ってしまっていました。
すみません。

出張に行ったりしていたので、ネタは充分たまってますから、今日からまたチョコチョコ更新していきます。
どうぞお楽しみに。

静岡の桧-1

一昨日は静岡へ行ってきました。

静岡市内の林業家グループ(SGEC認証林)の山を見せていただくためです。

上記の林業家グループはこの6人の林業家が協力し合って活動されていますが、同じ静岡市内で木を作っているとは言え、それぞれの山は土壌や地形も少しずつ個性が違っているので、当然のことながらそこから生産される木(杉・桧)も性格が違います。
(こういうところがとてもおもしろいんですよね!)

今回は2ヶ所の山に入らせてもらいました。

1つ目は枝打ちをして40年生前後になると伐採し、節のない桧の柱を作っている武田さんの山。

2つ目はとても赤身の大きい桧を作られている大石さんの山です。

静岡の桧-3

現在大石さんが作業をされているのは、75年前に植林された桧の森(上の写真)です。

大石さんは劣性間伐(れっせいかんばつ)と言って、同じ75年生の桧でもあまり太く育っていない木だけを選んで伐採し、太い木をさらに育てるために残す作業をされているところでした。

今回はおよそ30~40%の木材を間伐するそうですが、この間伐作業によって風倒木(※)などによる材の傷みのリスクを減らすことができるようになります。
※ 風倒木(ふうとうぼく)とは、台風など強い風を受けて倒れてしまう木のこと。
 木が強風で倒されてしまう時に、生きている木の幹を傷つけたりすると、
 そこから腐りが入って木が立ったまま枯れてしまったり、その傷が商品価値を
 落としてしまうことがあります。

間伐して木を間引いてあげると山の地表面に光が入るようになるので、下草の植生も豊かになり、山も健全な状態になっていきます。

多くの品種の下草が山を覆って根を張れば、それだけ山の保水力が上がります。
すると大雨の際に洪水が起こるリスクを減らすことができ、同時に川を通じて海に流れ込む水の質も良くなる(滋養が高い)ので、海の生態系を豊かにすることにも貢献します。

今大石さんが間伐されている木は75年生と言っても細い木ばかりなので、年輪の間隔が細かく、非常に緻密でとてもいい材料でした(下記写真参照)。
出荷した際の市場の評価も高かったようです。

静岡の桧-2

(画像をクリックして頂くと、拡大画像で僕の手の大きさと年輪の細かさを
 比べてみることができます。
 白太が薄く、赤身がとても大きいのがいいですね)

夜は静岡市内で他の林業家のみなさんも交え、楽しくお酒を呑みながらいろんな情報交換をしました。

木造の建物をつくるという最終目的は同じと言っても、林業家と建築家とではやはりそれぞれの専門性が異なるため、これまで知らなかった山や木に関する新しいことをいろいろ教わることができて非常に有意義でした。

僕からは日本の古い木造建築物(古民家や社寺など)の耐震性について最近徐々に解明されてきている事柄についてお話しました。

今年はたびたび静岡に行くことになりそうなので、今後お互いに協力し合うことで新しい取組みができそうです。

楽しみ、楽しみ ♪

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燃費

原油の高騰に伴ったガソリン・灯油など燃料の高止まりで、いろんなものが値上げされていますね。
値上げする側も、それを購入する消費者側も、みなさんそれぞれに苦悩があると思います。



僕の車にはメーターに燃費が随時表示されるような機能がついているので、この車に乗り換えてから燃費で遊ぶようになりました。

燃費ゲージ


 


 


 




どうするのか?というと、いろんなシチュエーションを変えて走行してみて、その時の燃費を測定してみるのです。
結構おもしろいので、その結果をご紹介しますね。

ちなみに、下記のデータはすべてハイオク給油・1500ccの乗用車で測定したものです。
僕はいつもハイオクを入れています。

「何!贅沢な!」と思われそうですが、実はそんなことないんですよ。



実際にやってみてもらえればわかりますが、レギュラーガソリンに比べて、ハイオクガソリンは燃費が1割前後伸びます。
ですから、価格差が10円くらいあっても燃費が1割伸びた分で差し引きチャラなんです。

僕はこれをバイクに乗っていた時(約20年前)からいろんな車で試していますから間違いありません。



まず一番燃費が悪くなるのは渋滞中。
これは言わずもがなですね。



次が信号が多い街中を走る時。
だいたい平均すると、うちの車の場合は12~13km/l です。

でも、急発進すると燃費は一気に下がります。
一般に急発進すると燃費が下がると言われていますが、あれは本当です。
一時的ですがかなり悪くなるので、あまりオススメしませんね。

急停車・急発進などを繰り返すと、運転している人の気持ちもギスギスしてくるのでゆっくり運転するようにしましょう。



次に燃費がいいのは高速道路走行時です。
でも、これも巡航速度によって変わるのがおもしろいです。

まず120km/hあたりで走っていると、街乗り走行時とほとんど変わりません。
燃費は12~13km/l です。

速度を100km/hまで落とすと、燃費は15~16km/l くらいまでぐっと上がります。
速度を20%(120→100)落としただけで、燃費も20%くらい上がることになりますね。

さらに速度を80km/hまで落とすと、また燃費が18~19km/l まで上がります。
ここでも20%速度を落とすことで燃費が20%くらい上がっていることが分かります。

でも、高速道路で燃費を上げるのは、おそらくここまでが限界でしょう。
雪道や視界不良時などの悪条件下を除いては、80km以下で走るのはあまり現実的ではないからです。



で、最後に一番燃費がいい走行状態をお教えします。

それは、信号が無い一般道を60km/hで走行することです。
いろいろ試してみましたが、やはりこれが一番燃費がいいですね。

うちの車の場合だと、20~21km/l くらいまで燃費が伸びます。



じゃあ、走り方(=燃費)が変わることで実際どのくらい出費が変わるのか?ということが知りたくなってきますよね?

試しに100km離れたところまで移動した時にどう違うか?ということをシミュレーションしてみましょう。
ハイオクのガソリン単価を¥160-/l としますね。


高速道路を120km/h で走った場合・・・100km÷12.5km/l×¥160-/l=¥1280-
( ↑ 実際にやったら捕まりますのでご注意を)

高速道路を100km/h で走った場合・・・100km÷15.5km/l×¥160-/l=¥1032-

高速道路を80km/h で走った場合・・・100km÷18.5km/l×¥160-/l=¥864-

信号のほとんどない一般道を60km/h で走った場合・・・100km÷20.5km/l×¥160-/l=¥780-



僕は一日に100~200kmくらい車で移動することはざらにある(週1~2回)のでこんな実験ができますが、走り方を変えるだけでも結構違うものでしょう?
早く走ると時間を短縮できるというメリットもあるので、どちらを取るかは各自の判断になりますが、ひとつ言えることは、ゆっくり走るとおだやかな気持ちで走ることができてストレスもあまり溜まらず、安全です。

最初はこんなじれったいことやってられるか!と僕も思ったものですが(←実は飛ばすの大好き♪で、単車に乗っていたときはメーターを右下一杯まで振り切って遊ぶような非常に危険な運転をしていました)、最近は歳をとったせい(?)か、ゆっくり走る方が好きになってきました。

以上、ご参考まで。

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どこまでがゴミか?

現代の建物(住宅からビルまで全てを含む)のほとんどは工業製品でできています。
鉄・ガラス・コンクリートの他、各種建材、ゴムなどなど。
一体いつからこうなってしまったのでしょうか?

建築工事の最中にはたくさんゴミ(産業廃棄物)が発生します。
うちの現場でも、工事中は何度も産廃処理場へトラックを走らせます。

全くお恥ずかしいことにこれまではそれが当たり前だと思っていましたが、このごろ
「これは当たり前じゃない。異常だ。」
と思うようになりました。
( ↑ 我ながら遅過ぎますね)



新築やリフォームをする際=工事中に出る建材の切れ端は、もちろん全てゴミになります。
つまりこのような切れ端たちは、工場で膨大なエネルギーを使って作られてから一度も社会の役に立つことなく再び処分されていくのです。



批判と誤解を恐れずにさらに言うならば。

きちんと家の構成部材として使われている建材であっても、平均すると数十年後(※)には解体されて処分場へまわります。
(※)・・・日本の住宅の平均寿命は26年

たった数十年間のためだけに、自然界に存在しなかったものをいろんなエネルギーを使って人間が作り出し(製造時)、それを処分する際に再びエネルギーを使って焼却処分する(または埋め立てる)。
リサイクルされるといわれる材料でも、リサイクルして製品化する際にはまた新たなエネルギーを消費し、その一部は一度も使われずにまたゴミになる。

それで、ゴミが処分しきれなくなって大問題だ!と叫び、新しい人工島をつくる。
CO2が大量に排出されて温暖化してきて大変だと叫ぶ。



なんかおかしくないですか?
こんなん、当たり前ですよ。
自分で自分の首を絞めているわけですから。
中国の農薬混入問題も、ある意味では根が同じ問題のような気がします。



そういうことを、このごろ毎日真剣に考えています。
何とかしないといけない、と。

確かにすぐには何とかできません。
でも今、自分なりに少しずつ準備を進めています。



答えはもうすでにぼんやりと自分の中にはあるんですが、それを実現するために必要なのは技術力ではありません。

必要なのは現在の価値観(←何に重きを置くのか?)を変えること。
そして理解が得られるように説明することです。



まだ準備・調査の途中なので全てをお話しすることはできませんが、このように感じ・行動を始めていることだけはお伝えしておきたいと思い、新たな決意表明をしてみました。

中途半端ですみません。
でも、きっといいものをお届けできるようになると思いますのでお楽しみに。

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