梅雨が明けてから、毎日暑いですね。
昼からの日差しと地面からの照り返しは強烈です。
みなさま、ご自愛下さい。
今週は、木・金・土の3日間、神戸市北区で施工中の現場へ行って、照明器具の点灯テストを繰り返しました。
点灯テストは日没を待たないと作業ができないので不便です。
今は日が長いので、19:00以降にならないとまともにテストできません。
現場ではカッターとクリッパーを手に電線(VAと言います)の皮をむいたりして、にわか電気屋になった気分です
今回点灯テストを行ったのは、間接照明によって照らされる部屋の器具です。
実際に間接照明用の蛍光灯を3台現場に持ち込んで、仮設電源に接続して点灯テストを繰り返します。
今回の現場では、
〇 2層吹き抜けリビングの天井面
〇 玄関
〇 寝室
を間接照明によって照らします。
天井面には器具を一切設置しません。
照明器具本体と光源を見せずに、垂木と野地板(=木部)をきれいに見せ、部屋全体にやわらかい光が広がるように、照明器具の配置をいろいろと替えてみて試します。
結局、当初考えていた案ではうまくいかないことが判明し、何度も繰り返したテストの結果、クライアントのSさんにも夜間に現場へ足を運んでいただいて点灯状態を確認してもらい、ようやく最終案が固まりました。
間接照明は、光源の設置位置・照らされる天井と光源との距離・光源の数量によって部屋の雰囲気ががらっと変わるので難しいです。
直接照明なら、僕も勘で大体わかるんですけどね。
照明デザイナーさん達は場数を踏んでいるのでこんなことはしなくても大丈夫なのでしょうが、僕はまだ間接照明をやり始めてから日が浅いので、毎回現場でトライ&エラーの繰り返しです。
最終的に自分が納得する配置を決めるまでは、夢の中でも
「照明計画どうしよう~」
とドキドキしてしまって、たびたび目を覚ます有様です(笑)。
だから3日レンチャンで現場に行ったりするわけなんですが・・・。
でも、Sさんの家もようやく照明計画がおよそ決まって一安心です。
( ↑ 光源の隠し方など、ディテールはまだ原寸図を描いて詰めないといけませんが)
家のデザインに合った、控えめで美しい照明になりそうで自分でもちょっとうれしくなっています。
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