月別アーカイブ: 2006年9月

毎日トレーニング

9月の中旬から、毎朝トレーニングをしています。

僕はメチャメチャ早起き(毎朝4時ごろ起きる)なので、朝まだ誰もいない時に、こっそりやっています。
このトレーニングは10月の10日ごろまで続けるのですが、ちゃんとした目的があります。

さて、何のトレーニングだと思いますか?

【ヒント】
 1. コンクリートブロックを2ヶ(約30KG)、木の棒一本を使います
 2. トレーニングに要する時間は、約15分です
 3. このトレーニングをすることで、汗はかきませんが、
   体のある部分が痛くなります

答えはこちら(↓)


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


知りたいですか?


 


 


 


 


 


 


 


 


やっぱり知りたいですか?


 


 


 


 


 


 


 


 


ほんまに知りたいですか? (←もうエエ!)



じゃぁお教えします。 (←引っ張りすぎ)

実は、肩を鍛えています。
簡単に言うと、天秤棒をかつぐようにして、木の棒をコンクリートブロックに通し、延べ30kgのコンクリートブロックを肩にかついで、近所を10分くらい歩いているのです。

これで肩が鍛えられます。(←と、師匠に教わりました)



じゃぁ、なぜ肩を鍛えるのか?
それは、四国に行ってだんじり(みこし)をかつぐのに備えるためです。
ちょっとおもしろい縁で、なぜか愛媛県・西条市の大変由緒ある祭り、


【 西条まつり 】


に参加させてもらって、だんじりをかつがせてもらえることになりました!
しかも、深夜1:00に始まって19:00までかつぎっぱなし!という苛酷な状況のようです。
(↑いや、実際はかつぎっぱなしではないかもしれませんが、僕がいただいた予定表ではそうなっています)

その間、よく冷えたビールとお酒は呑み放題♪
食事も食べ放題で、だんじりの後ろを飲み物・食べ物満載のリヤカーが曳航して、舁夫(かきふ:かつぎ手のこと)をサポートするそうです。



西条祭りは、伊曽乃神社の例大祭として、毎年10/15、16に行われ、地元西条のみなさまは、日本一の祭りと自負されているようです。
祭りの発祥については定かではないようですが、文献上では、寛延3年(1750年)伊曽乃神社の祭礼文書に初めて屋台(だんじり)が登場するとのことで、250年以上の歴史があります。

伊曽乃神社は、なんと西暦158年に創祀(←約1850年前!ビックリ!!)。
まつられているのは、伊勢神宮と同じ天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)。
奈良時代には、伊予の国第一の大社として知られ、皇室との関係も深い神社とのこと。
(なお、ここでお断りしておきますが、上記の記述に政治・宗教的な意図は全くありません。
 単に事実を列挙しているだけです。)



僕が参加させてもらえるようになったいきさつを簡単にご紹介します。

僕は、【 最低目標200年!古民家にならうこれからの家づくり 】というメールマガジンを2004年6月から発行しているのですが、その中の読者の1人・愛媛県西条市在住で西条祭りをこよなく愛するKさんと建築に関するメールをやりとりするうちに、

「祭りに参加してみないか?」

というお誘いのメールを頂き、それに、

「行きます、行きます!」

と、軽く返事をしたのが始まりです。
僕はてっきりギャラリーで祭り見物のつもりだったのですが、Kさんが言っていたのはそうではなく、みこしをかつぐという意味だったのです。



ココだけの話、実はまだKさんとは一度も会ったことがありません。
(メールでは100通くらい・足掛け2年くらいやりとりを重ねていますが・・・)
Kさんはこれまでに自分の家を3件建てている関係で、とても建築に詳しく、
かなり突っ込んだ話ができたので、いろんな話題で盛り上がっていました。

でも、そんな関係(どんな関係?)で重要な祭りに参加させていただき、
地元の人たちに囲まれて参加してみるのはどんな気分だろうと、今からとても楽しみにしています。
(↑部外者の参加にあたっては、地元の運営委員会で推薦者が承認を受ける
  必要があり、その手続きもKさんがやってくださいました)

そんな厳粛なお祭りに参加させていただけるのに、粗相があってはいけない!
と思い、冒頭のように毎朝トレーニングに励んで肩を鍛えているというわけです。



僕が参加させていただく、Kさんの屋台(だんじり)は約150年前から、修復を重ねながら代々受け継がれてきているものだそうで、今年は石川県の輪島へ運んで漆を塗り替えたそうです。
だんじりの精巧な細工や漆の仕上がり具合も、楽しみです。

またお祭りに参加して帰ってきたら、このブログでご報告しますね。

なかなかやるやん!ミニストップ

コンビ二のミニストップが国産割箸の有料配布を実施するそうです。

「おっ、いいねぇ~。なかなかいい取り組みやんか!」

と感じました。
中国産割箸は無料、というのも、段階を経て廃止したらいいと思います。
もちろん、中国産の箸は使わない、という理由で。

大体おかしいですよ。
石油を使ってエンジンを回してわざわざ海をまたいで持ってきた箸を、安いからといって無料でばらまくなんて。
僕は中国から持ってくること自体がおかしいと思うんですが・・・。

いま、うちの息子が家で使っている箸は、木曽ひのきの箸です。
上の写真がそのお箸ですが、持ち手のところに【木曽ひのきはし】と書いてあるのが見えますか?
(画像をクリックすると拡大できます)

木曽(長野県)に行った折、おきゃくさんから1束頂いたものを少しずつ使っています。
もちろん、使い捨てになんてしません。
折れるまで洗って使っていますよ。

この箸は大人が使うにはちょっと軽すぎるように思うんですが、子供にはちょうどいい軽さです。
息子は背伸びしたくて仕方のない年頃(4歳)なので、以前使っていたアンパンマンの箸は、どうやら
「僕はもう赤ちゃんじゃないから、アンパンマンの箸は使いたくないねん!」
とイッチョ前のことを言って、長くて軽い木曽ひのきの箸は気にっているようです。

現地(木曽)ではこのお箸に漆を塗って、耐久性を高めて使っているそうです。
さすが、生活の知恵です。

うちで家を建てる際によく頼んでいる、吉野の(有)フロンティアでは、吉野杉で家を建てたお客さんに、吉野杉の割り箸を1束プレゼントしているようです。

実際に持ってみるとわかりますが、赤杉の四角い割り箸はそう簡単捨ててしまおうとは思えません。
たかが割り箸、とは言え、大事に使いたいものですね。

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当方のサイトはこちら(↓)

あなたはどちらが好きですか?
30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家、と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2206年に言ってもらえる家
 

サイトのマイナーチェンジを進めています

現在、サイトのマイナーチェンジを少しずつ進めています。
マイナーチェンジをしているのは、このブログではなくサトウ都市環境デザインとしてのサイトです。


サトウ都市環境デザインのサイトはこちら


前のサイトを憶えてくださっている方は、「おっ」と思われたかもしれませんね。
写真を入れ替えたので、印象が大分変わっていると思います。

文章にも手を加えているのですが、どこを変えたかは絶対にわからないと思います(笑)。
もしわかった方はさとうまでメールにてご連絡ください。
おもしろいプレゼントを差し上げましょう。



以前、ある人から
『このサイトは木造専門だって言ってるけど、あんまり木の感じがしないなぁ・・・』
と指摘されてしまったので(←もうかなり前ですが)、そのアドバイスに応えるべく、マイナーチェンジをしてみました。

このところ、YAHOO ! の検索エンジンがドンドン高性能になってきているため、それに対応するという狙いもありますが、その点ではまだまだです。
ボチボチ進めていきます。

新しいサイトに関する感想、コメントとして書き込んでもらえるとうれしいです。
お待ちしております。

土を熟成中・・・

このところ、全然更新できずすみません。
いつも観に来てて下さるみなさん、どうもありがとうございます。

ところで。
最近、ふと気付きました。

【木造建築家のヒトリゴト】
とか言ってるくせに、全然実際の建築のこと話してないやんか!

と。

「おいおい、実はこいつは口だけか?」

と、思われるのもイヤなので、書きますね。
(↑こういう理由もどうかと思うが・・・。
まぁ、そんな風に思っている人はいないと思いますけどね。)

実は今、10月から本格的に取り掛かる大阪の現場で、今、壁に使う土を寝かせて熟成しています。
写真はこちら(↓)

土にブルーシートをかぶせて養生しています

シートをめくってみるとこんな状態です

土の拡大写真
(画像をクリックして、拡大してご覧下さい)

この家は、新築ですが筋交いを一切使わずに、仕口(しくち)と貫(ぬき)と土壁だけで構造体を持たせる、いわゆる

【 伝統構法 】

と言われる工法で構造体を構成する住宅です。
何だか難しそうな名前ですが、簡単に言うと、いわゆる日本古来の民家のような組み方を想像してもらったら一番近いです。
それを新築でやろうとしているわけです。

現在、木曽(長野県)で大工さんがこの現場の構造材に使う木材の刻みを一生懸命してくれているところです。
すでに6月から刻みに着手しているのですが、9月一杯までかかるそうです。
(実質約3ヶ月!大工さん、ごくろうさまです)

予定では10月の上棟後に小舞下地(こまいしたじ)という壁の下地を、竹と棕櫚縄(しゅろなわ)で編んで、上記の写真でお見せした土を荒壁として塗りつけていきます。

なぜ今から寝かせるのか?

「そんなん、今からわざわざ寝かせなくても、壁に塗りつける直前に現場に搬入したらええんちゃうの?」

と思われるでしょう?
でもね、それにはちゃんとしたワケがあるんです。

今は、いわば土を腐らせて発酵させるために寝かせているんです。
(当然のことながら、発酵するとすごく臭~くなります。
すっぱい匂いがします)

土の上に水を張って、すさ(藁)と土とを混ぜ合わせて放っておくと、納豆やヨーグルトのように発酵し始めます。
すると土に粘り気がでて、建物の壁に塗りつけた時に、構造体にしっかり絡んで強くなると言うわけです。

例えは適当ではないかもしれませんが、おろしたての靴を履くと足になじまずに靴擦れをおこしますよね?

しかし、そのまま履きつづけていくと、皮が柔らかくなって足になじみ、靴擦れをおこしにくいような形に少しずつ変形していく。
(↑まぁ、この場合発酵はしませんが・・・)

そんな感じで、やはり土壁も、土とすさ(藁)を混ぜ合わせた直後はあまりお互いのなじみが良くなくて、意地の張り合いをするわけです。
それが少し寝かせておくと、ねんごろ(?)になり、お互いになじんで協力し合って粘り強い土に変化していくのです。

現在、それを期待して現場でじっくり寝かせているというわけです。

なお、この土を壁に塗りつける(=荒壁をつける、と言います)ちょっと前には、ワークショップと称して竹小舞下地を編む実践体験会を催したいと考えています。
このワークショップの日程については、近日中に改めて当ブログやホームページでお知らせ致しますが、

「参加してみたい!」

と思われる方は、さとうまで

「件名:竹小舞下地かきワークショップ 参加希望!」

と書いてメールを送ってください。
現場は大阪府四条畷市内某所です。

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