お客様の幸せのために」カテゴリーアーカイブ

伐採した桧

神戸市内の I 様宅の工事が進んでいます。

4月後半~5月前半の雨の影響を受けたせいもあって、ちょっと遅れ気味ですが・・・(汗)。
6月に大工さんの人数を増やして挽回しようかと思っています。

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上の写真は、1階のリビングになる場所からキッチンの方向を見たところです。
写真手前がリビングで、奥の方がキッチンになります。
筋交いも入って、確認検査機関の中間検査も無事完了しました。

いつもの通り、リビングの天井は小屋組み材を全て化粧仕上げとします。
ですから天井はこれがそのまま仕上がりの状態です。
写真の中に描かれている青い矢印は全て桧の梁(丸太・角材とも)なのですが、これらは昨年の11月に I 様立会いの下、和歌山で伐採した、樹齢90年の桧です。

→ 和歌山県田辺市で新月伐採を行いました

 また別の機会に改めてご紹介しますが、こちらのお宅で使っている7寸角の桧の大黒柱も同時に伐採した木の中から製材したものを使っています。

この後外壁の雨仕舞が完了したら次は内部の床を張っていくのですが、この床板も同じ桧です。
またご報告しますのでどうぞお楽しみに。

東風らしさ

竣工直前に撮った、奈良市O様邸の夜景です。
撮影時に三脚を使っていないので、ちょっとぶれています。
お許しを。

竣工前なので、ガラスにはまだシールが貼られていたり、内部には木製建具が入っていなかったりしていますが、吹き抜けの木組みが間接照明で照らし出され、外から室内の木組みが見える姿は、東風らしいデザインの一つです。

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かばん置き台

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上の写真は、大阪駅前で今月上旬に竣工した青木診療所様のかばん置き台です。

キハダという木の根元から採った板を加工して使っています。
キラキラと鈍く光る個性的な杢目が浮き出て、なかなかいい感じに仕上がりました。

このカウンターは
「診察を終えて、患者さんが会計をする時にかばんが置けるように」
という診療所スタッフの方の優しい配慮から誕生したものです。 

近いうちに、青木診療所様の竣工写真も何枚か撮ってきてご紹介したいと思っています。

青木診療所様も新しくホームページを製作中と伺っていますので、完成したらまたご紹介したいと思っています。
どうぞお楽しみに。

奈良市O様邸 竣工しました

奈良市で昨年末から工事に取り掛かっていた、O様邸が5/20で完成しました。
竣工写真を何枚か撮りましたのでご紹介します。
(以下の画像は、クリックすると拡大表示できます)

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玄関の外観です。
(外観の全景写真を撮り忘れてしまいました)

外壁は2階が黒漆喰塗り/1階が杉板張りの仕上げです。
木材は全て奈良県吉野産の杉・桧を使っています。

 

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玄関ホール見返しの写真です。
出入口の建具(格子戸) を開け放った状態で撮影しています。
建具も全て奈良県吉野産の赤杉を使って作りました。
内壁はホタテ漆喰を施主であるO様ご夫妻が塗られたものです。

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リビングの土間に下りて、上部吹抜けを見上げた写真です。
白く出っ張っている壁の向こうにステンレス製のキッチンがあります。 

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2階の階段ホールに上がってリビング上部吹抜けの天井(=小屋裏)を見たところです。
開口部が低い位置に感じられるのは、大屋根の軒桁の高さをわざと低くしているためです。

東風ではよくやることなのですが、軒桁の高さを低く抑えてあげると外観が優しく控えめな感じになり、建物の印象がとても柔らかく品の良い感じになります。

本当は階段がとてもいい感じに出来上がったのでその写真もお見せしたかったのですが、引き(=撮影のための距離)が取れない関係で写真ではどうしても伝えられないと感じ、撮影を断念しました。

今日はO様のお引越しが行われます。
天気が良さそうでちょっと安心しています。

O様のお宅の木工事を手がけてくれた大工さんは、吉野在住の薮中さんという大工さんです。
東風としては初めてお仕事を引き受けていただいた方なのですが、この方がもう抜群に腕・センスの良い方でした、
写真では伝えきれないのですが、仕事が大変美しく、とても完成度の高い仕上がりになっています。

ようやく落ち着きました

こんにちは、さとうです。

すっかり更新が滞ってしまいました。
なんと1ヶ月更新なし!
このブログ始まって以来のワースト記録ではないかと思います。
大変失礼致しました。

現場が2つ(大阪市内と奈良市内で)完成して、ようやく少し落ち着きましたので、今後はちゃんとこまめに更新していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


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上記の写真は神戸市内で工事中の現場です。

4月下旬に上棟した後、急に多くなった雨に泣かされて工事が遅れてしまいましたが、約1ヶ月かかってようやく屋根仕舞が完了しました。

今日は現場でシロアリ予防工事を行っております。
うちで防蟻工事をいつもお願いしているのは、阪神ターマイトラボの水谷さんです。
良心的な価格と、高い安全性(※)と提案力に高い信頼を寄せています。

阪神ターマイトラボさんでは、薬剤の使用量を可能な限り少なく抑えるだけでなく、薬剤を使う場合であっても人間が食べても安全な構造の薬剤を使ってくれるなど、一味違う専門家です。
また、薬剤に頼らない防蟻方法の提案・コンサルティングをも行ってくれるので、大変頼もしい存在です。

本日上棟です

このところ、あまりの激務でスタッフ共々フラフラです(苦笑)。
ブログが更新できず、完全に止まっていました。
すみません。

現在、奈良市・大阪市・神戸市と、3つの現場が同時進行中です。
上記以外に設計物件も4件動いているので、お待ちいただいているクライアントの皆様には大変心苦しく思っております。
大変申訳ありません。

GW明けまではこの状態が続きますので、これからは当面の間、文章量を通常よりもかなり減らして更新していくようにします。

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昨日(4/16)より、神戸市内で建て方作業が始まりました。
築40年の既存建物を一部残した計画です。

本日は上棟です。 

100年後かな、それとも200年後かな

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上の写真は、3/31に静岡市内の山中に植えた、樹齢2年の杉の苗木です。
3/30-31の2日間は、東風スタッフ総出で静岡へ行っていました。 

1年前に竣工した、京都市・N様邸に使わせていただいた杉の木の多くはここから伐採したものなのですが、そのN様ご夫妻が新しい苗木を植えに京都から静岡まで足を運んで下さいました。

今回植樹して頂いた現場は90年生の杉が主に残っている林で、3年前に間伐によって一部の木を出材しています。

現在は樹齢90年の杉と、樹齢2年の苗木とが共生している状態の林になっているわけですが、これから50年、100年と経過したら、

2011年(現在)  ・・・樹齢90年 と 樹齢2年
2061年(50年後)・・・樹齢140年 と 樹齢52年
2111年(100年後)・・・樹齢190年 と 樹齢102年
2211年(200年後)・・・樹齢290年 と 樹齢202年

ということになりますね。

でもおそらく40-50年先の2061年までには、樹齢140年になる杉も間伐して出材するでしょうから、そのころには世代交代によって今回植えた苗木が主役となっていくかもしれません。

いずれにしても僕はもう生きてはいないでしょうが(いや、生まれ変わってるかも?笑)、将来この木がどんな風に育って、どの家に使われていくのかを想像すると、とても楽しみです。

植樹を終えた後、N様はご自宅に使われた木材を90年前(1920年)に植えてくれた林業家のお墓参りまでして下さいました。
N様、ありがとうございました。

当日は大変いいお天気で、静岡市内ではちらほらと桜も開花し始めていて、これからが春本番といったところ。 
帰り際にちょっと足を伸ばした久能海岸からは、富士山がきれいに姿を見せてくれました。

最近、つくづく感じます。

僕はこの仕事をしていて良かったなぁ・・・と。
素晴らしい方々に次々とめぐりあえて、お客様は大変喜んで下さる。

僕も受けた恩をみなさまへ還元して、微力ながら自分の役目をきちんと果たしていかなくては、と思いを強くする毎日です。