お客様の幸せのために」カテゴリーアーカイブ

やっぱり来た

実は2日前からやたら気になっていたことがあったのですが、見事に的中してしまいました。

それは・・・地震です。



昨日と一昨日、2日間とも京都市内でちょっとおかしな筋状の雲が1本、すう~っとやたら長く&はっきりと、しかも長い時間出ていたのを見て、

「もしかして・・・地震雲?」

と思ってスタッフにちょっと話したら

「いや、佐藤さん、やっぱりあれ飛行機雲やで。ほら」

と、空を飛ぶ飛行機を指差して、相手にしてくれません。



しかし、今朝起きてニュースを見たら、やっぱり結構大きな地震が北関東&静岡で起きてるっ!

関東方面で起きる地震の予兆が、京都でも地震雲となって出てくるものなんでしょうか?



まぁ、地球規模で考えたら、関東と関西なんてお隣みたいなもんですしね。

数学の教授から

一昨日の朝、京都市の現場へある大学の数学教授が立ち寄られて、少しお話をしました。

(註:この現場、とにかくお客さんが多いんです。
   最近でこそちょっと来客数が減って落ち着きましたが、竹小舞下地を編んでいる時や
   土壁を塗っている時は、ふらふらと立ち寄る方や見学に見える方がホントに多かった)



富山からお仕事の都合でお見えになったというその教授は、魔方陣(まほうじん)のことを教えて下さり、理系出身だと言うのにそれまで魔方陣なるものを知らなかった僕に、魔方陣の作り方まで説明してくださいました。



で、帰りがけに


「僕は名刺の寸法にこだわっているんですよ。」

と言われるので、何のこっちゃ?とお話を伺うと、教授の名刺は横幅を通常の名刺サイズより2ミリ小さくしているとおっしゃいました。



そこまで聞いてさらに訳が解らなくなったのですが(笑)、さらにお話を伺うと、通常55mm×91mmという名刺のサイズを、横幅のみ2mm縮めて55mm×89mmにすると、名刺の紙の縦横比率が黄金比になるんだそうです。

さすが数学の教授!と感心し、お知恵を拝借してうちの名刺も今後は早速黄金比にしようと決めました。

(東風では、手漉き和紙に印刷した名刺を1枚ずつ自分たちで切って使っています)



せっかくだから、みなさんにもお教えしようと思って書きました。

A教授、ありがとうございました。

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植栽

土曜日、兵庫県明石市内に住宅の新築を計画されているKさんご夫妻と打ち合わせをさせていただいた時のことです。

いろんなお話をしていく中で、建物を道路からどれだけ離すか?という話になりました。



Kさんの敷地は道路の南側に位置しているので、北側に寄せるほど南側の庭が大きくとれるようになり、南隣家が落とす影を避けて日差しも家の中に入りやすくなります。

前面道路の幅も10mと広いので、あまりセットバックせずとも良いかな?と思って、僕は建物と道路の距離を軒の深さである90cmだけとった案をご提案しました。

僕が作ったプランを見てKさんご夫妻は、家の前にはちょっとだけでも木を植えたいね、そういえばあの道沿いの家はどこも道路沿いに植え木がをしてきれいにしている家が少なくて、あまり景観が良くないね、というようなことを話して下さいました。

自分の家を良くすることだけ考えるのではなくて、地域全体の景観を良くすることに自分たちも貢献しよう、というKさんの意識が感じられて、とても素晴らしいなぁと感じました。

今回ご提案したプランは合計3案でしたが、こちらの提案をとても気に入ってくださったようで、
「どれにしよう。こっちもいいけどこれも捨てがたいし・・・。」
と迷われていました。

いい提案ができて、一安心です。



打合せも無事終わり、次の日の朝。
以前2度ほど読んだことのある本を何気なく手にして読んでいると、ちょうどいいことが書いてあったので、一部を抜粋してご紹介します。

 

 

 

「心の時代、といわれている。
しかし、人間の心とはそれほどきれいなものではない。

人間の心は宇宙、自然と似ていると、言えなくもない。
雑草は放っておいてもまたたく間に繁茂する。
しかし、美しい花は、水を与え、肥料をやり、虫を除け、丹精込めて育てなければ花開かない。

人間の心も、それと同じである。放っておくと雑草が生える。」

 

出典:『小さな人生論』藤尾秀昭著/致知出版社

 

 

 

僕も心に雑草が生えないように気をつけます。
頑張ろうっと。



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Kさん、手作りのお米、美味しく頂いています!

お米


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


10月に兵庫県在住のKさんが、当方の現場/京都市N邸へ見学に訪れてくださった時のこと。

遠路はるばる電車+徒歩でお越し頂いたにも関わらず、手土産にご自身でお作りになった新米5kgを頂きました。



Kさんは、このブログで僕がおにぎりを作っていることを読んで下さったので贈って下さったのです。

頂いた時にはまだ食べかけのお米があったので開封できませんでしたが、最近になってようやくこのお米でおにぎりを作るようになりました。

1日現場で過ごす時には、必ずおにぎりを持って行っているのですが、いつも美味しく頂いております。

Kさん、どうもありがとうございました! m(_ _)m

いちょうの製材をしました

昨日、京都の製材所/丸萬さんにて、いちょうの製材をしてもらいました。

京都市内で施工中のN邸現場のお隣にお住まいの奥様が、庭に生えていたイチョウの木を伐採され、それを短く切ったものを製材してほしいと頼まれていたためです。

 

いちょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丸萬さんは僕が京都で会社勤めをしていた時にお世話になったことがあり、今回製材をお願いしました。

このイチョウの持ち主の方は裏千家流の茶道を習われていて、イチョウが裏千家の紋であることから、製材して採れた木を使って炉縁(ろぶち)や風炉先屏風、結界などを作りたい、と所望されました。

もともと庭木で枝が張っていたことなどから、節の無いおとなしい目の木材は採れないかも・・・と予想していたのですが、想像していたのよりもずっといい目の木が採れて一安心。

これからゆっくり時間をかけて乾燥させた後、再度加工して使われることになります。
道具に仕立てられるのが楽しみです。



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外部足場が外れました

西宮1207 











西宮市で施工中の現場Y+K邸2世帯住宅の外部足場が外れました。

今までは養生用のネットシートに覆われて外観が見えなかったのですが、昨日現場へ行った時には、上の写真のような姿が見えていました。

どの現場も一緒ですが、外部足場を外した直後というのは、なんだか建物が一気に完成したかのように晴れやかな気持ちになります。

昨日はちょうどお天気もとても良かったので、より一層晴れやかに見えました。


この現場は外構以外は年内に竣工予定で、現在たくさんの職人さんが入って最終の仕上工事にとりかかっています。



施工をしてくださっているのは蓑代工務店さん

いろいろとお気遣い大変だと思いますが、今後ともよろしくお願いします。



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人との出会い

10月末におじゃました、福島県南会津のとんぼさんのブログに、とってもいい記事がアップされています。

ぜひご覧になってみてください。




とんぼさんのブログ/ 南会津、骨董、古民家再生(改修)、囲炉裏
「わざわざ」



旅の目的
価値観の変化
魅力的な地域づくりとは?

何となく、心のどこかで意識してはいたけれど、改めて文章にして頂いたおかげで、そうだよねと腑に落ちました。



とんぼさんと知り合ったのは、僕のブログをとんぼさんが見つけて読んで下さったのがきっかけでした。

南会津へお邪魔してから、自分の中でいろんなものが少しずつ影響を受けて変化しています。

とてもいい出会いに感謝。



歳を重ねるごとに思うのですが、生きていると世の中で出会う人がだんだん変わってきますね。

お互いに噛み合わない人との出会いが減っていくと言うか、
「この人と出会えて良かったな」と感じる機会が増えていくというか。

不思議なような、当然のような・・・。
ほんと、おもしろいです。



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 あなたはどちらが好きですか?
 30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家と
 「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2210年に言ってもらえる家

夜の東山で

昨日は京都市N邸の現場に遅くまで居残って、明日(12/7)からの左官工事のための準備(養生)作業をしていました。

普段、このシーズンは紅葉見物のための車で道が渋滞するので、できるだけ東山エリアを避けて通るのですが、昨晩は21時ごろになっていたので

「さすがにこの時間なら東山通りも空いているだろう」

と思い、軽トラックを運転しながら東山通り(東大路)を南下していくとビックリ!



なんと、東山五条付近の京都市営バスの停留所(清水道)に大行列ができているのです。

清水寺のライトアップ拝観に来られた皆様なのでしょうが、21時の東山五条でバス停に大行列、しかも来たバスは定員オーバーで数名しか乗れませんでした。



近日、清水寺のライトアップを見に行こうとお考えの方は、どうぞお気をつけ下さい。

ちょっとした京都情報でした。

他人の振り見て・・・

昨日、先日来取り組んでいた不動産物件調査が完了しました。

この物件は
○ 敷地と道路との関係(接道問題)
○ 市街化調整区域内である
という条件がいろいろと複雑で、全容を明らかにする調査にも時間がかかりましたが、結果はあまり芳しいものではありませんでした。

今回の調査では主に土地がややこしかったのですが、築40年の建物がリフォームに耐えうるかどうか?というところも調査しました。



このような中古住宅の調査をしていると、実はとっても勉強になることが多いんです。

数十年または百数十年前に
「こうやっておけば大丈夫やろ」
と職人さんが考えて設計した建物が、時間を経ることでどう変化していくか?ということを一瞬のうちに目の当たりにできるわけです。



数十年、またはそれ以上の時間に耐えうるために、やはり一番大切なことは

【基本構造】がしっかりしているかどうか

です。

僕もいろいろ見てきましたが、これ以外にありません。



地盤、基礎、構造計画、材料の吟味、雨仕舞、換気など、そんなに難しく考える必要は無くてどれもみな当たり前のことなんですが、この当たり前のことができているかどうか?が後年になって大きく響いてきます。

デザインも同じですね。
やはり基本が大事です。

手の込んだことをする前に、「まずは基本をしっかりと」です。



他人の振り見て何とやら・・・ですが、僕が今作っている建物も、後年になって

「なんでこの人こんなことしたんやろ?」

と建物を見に来てくれた大工さんに思われないように日々精進しないと・・・と気持ちが引き締められます。



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太陽の力

これまでに何度もご報告しているように、京都市N邸の現場では伝統的なやり方で土壁を塗りつけていますが、その下塗り部分(荒壁といいます)がようやくほぼ乾きました。

来週には反対側からも土を塗りつける「裏返し」という工程にとりかかります。



当初、この現場は6月に着工して、最も暑い8月に荒壁をつける予定でした。
着工前に左官屋さんと工程の打合せをしている時、

「さとうさん、梅雨明けとともに荒壁をつければ、10日くらいですぐに乾きますわ~」

と軽~く ♪ 言われていたんですが、建築確認申請手続に想定外の時間を要したため、結局着工が3ヶ月ずれ込んでしまって涼しくなってから荒壁をつけたものですから、なかなか乾きません。



それでも今年は例年に比べてとても暖かかったし雨も台風も少なかったので、うちの現場としてはとってもラッキーで

「神様ありがとう~!!!」

って感じなのですが、それでもやはりここまで乾燥させるのに1ヶ月かかりました。

しかも、後半の2週間は灯油ストーブを燃やしたり開口部をふさいだりと、いろいろ工夫を凝らして壁を乾かす努力をしたから早まったのですが、これが放ったらかしだったらどうなっていたか・・・と考えると冷や汗モノです。



当たり前のことですが、おてんとさまの力のすごさを改めて感じました。

夏は
「暑い”~、何とかして~」
と頭上の太陽に苦しまされますが(笑)、おかげでこの時期は美しい紅葉も見られるし、いろんな農作物も収穫できるんですよね。

本当にありがたいことです。



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