お客様の幸せのために」カテゴリーアーカイブ

奈良市O様邸 木工事進行中

奈良市のO様邸で、木工事が進んでいます。

毎日毎日寒い中、まだ開口部にサッシが入っていないので職人さんは大変です。

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上の写真は1階のリビングの端に立って、南面の吹抜けと開口部を見上げたところです。
構造材はほとんどが奈良県吉野産の杉。
写真に写っている丸太の梁は国産の赤松です。

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この写真は同じ空間を2階に上がって見下ろしたところです。 
南側に吹き抜けと高い窓があるので、冬の昼間には室内の奥の方まで直射日光が射しこみます。

窓が設置できれば暖かくなりそうですが・・・まだまだ現場は寒いままでしょう。
職人さんが風邪を引いたりしないように祈っております。
いつもおつかれさまです。 

桧の製材を行いました

1/23(日)に兵庫県三田市で桧の製材を行いました。

あいにく見学会への一般参加者申込はありませんでしたが、クライアントの I 様には立ち会っていただいて製材工程をお見せできました。

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上の写真がその桧です。
末(一番細くなっている末端)で直径が30cm強の太さ、長さは6mある原木です。

節の出具合は木によって異なりますが、この木は6mにわたってほとんど節が無い板も取れました。

今回の製材で、長さ6mで巾が8寸(240mm)厚みが40mmの床板を採ったのですが、やはりこのくらいの長さ・巾があると、既製の床板とは全然違います。
 
又近いうちに、普通の床板との違いを見ていただけるような写真を撮ってきてお見せしますのでお楽しみに。 

大人も使えるランドセル

これいいなぁ~!と思いました。
大人も使えるランドセル。

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今から僕もこれが欲しいと思っているわけではないのですが、子供の時のランドセルがこれだったらいいなぁ・・・と思ったわけです。

普通、ランドセルは小学生のうちだけ使ったら、あとはごみ箱行きですよね?
でも多分ここの店のクオリティだったら、中学・高校は使わなくなったとしても、大学・大人になってから使い古されたランドセルを押入から引っ張り出してきて

「これ、まだあったんだ。
また今見てみるとなかなかいいやん。
ちょっと使ってみようかな?」
  
ってなるんだろうな、と感じました。 

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大人になったらこんな風に ↑

クオリティの高さに裏打ちされてこその商品価値ですが、コンセプトがとても良いなぁ、と感心しました。

こういうのって大事ですよね。 

和歌山へ玉切りに

1/19(水)に和歌山へ桧の玉切り立会いに行ってきました。

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玉切りとは、長いままの木材を短く切断する作業のことです。
下の写真を見ていただくとよくわかるのですが、玉切りする前の今回の木材は18m~20mありました。
それを一本ずつ木の太さや曲がり、ねじれ、節の量などを見て
「これはここから6mに。
 あれはここから4mに伐って下さい」
という決断を下し、林業家の方にチェーンソーで伐ってもらいました。

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↑ 上の写真は1番玉の6m材です。
  木は根元に近い方が節も少なく、太さも大きいため当然価格も高くなります。

今回は、6m、4m、3m、2mという長さに玉切りしてもらいました。
当初は11本の原木から材料を採る予定だったのですが、林業家の方のご好意により、合計13本の原木から採らせて頂くことができました。

いよいよ明日は製材です。
どんな表情の板が採れるか、メチャメチャ楽しみです。

残念なことに、今のところ明日の製材見学会への申込はまだどなたからもありません。
みなさん、家は見てみたいけれど製材の見学といってもピンと来ないのかなぁ。

一度見たらものすごく感動するんですが・・・。
せっかくの機会ですから、興味のある方はぜひ観に来てください。

出番を待つ木

年初(1/6-7)に静岡へ行ってきました。

2008年秋に林業家に依頼して伐採してもらった新月材のストックが静岡市内にあるのですが、その状況確認と雨養生をするためです。

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こんな具合で、今静岡市内の山奥に住宅約3棟分の材木をストックしています。
(これ以外にもまだまだあるのですが・・・)

原木をまるごと購入し、伐採から数えて2年、製材してからでも1年以上経っているもので、もちろん天然乾燥材です。

いつか日の目をみるために、今は静かに眠っています。

昨今、材木屋さんでも木材を置いていません。
材木屋さんでもない、工務店でもない東風がこんな量の木材をストックしているのは、冷静に考えると気違い沙汰以外の何者でもないのですが(苦笑)、自分の信念があるので仕方ありません。

個人で木材をストックしておくのは本当に大変なのですが、

「どんな風に使おうか・・・」
「使ったら、お客さんは喜んでくれるかな・・・」
「この木材で建てた家は何年後まで残るんだろう・・・」

なんてことを考えると、もうそんな苦労も吹き飛びます。
今はじっとガマンです。

でも、今週末(1/23)に開催予定の製材見学会では、原木の伐採→製材をして実際に自分の家に使うというプロセスの一端を垣間見ることができます。

昨日、和歌山の伐採現場に行って最終の検品・選木作業をしてきたところなのですが、とてもいい木が出てきたので製材が待ち遠しくてたまりません。

製材に立ち会える貴重な機会です。
興味のある方はぜひこちらのページで詳細をご確認の上、お申込下さい。

木造3階建て校舎に光明か

先ほどこんな記事を見つけました。

現在は木造3階建て校舎を建てようとすると、鉄筋コンクリート造や鉄骨造と同じ耐火性能を求められるために、校舎の木造化が進まない、ということだそうです。

僕も7-8年前に木造校舎のことについていろいろと調べたことがあります。

実は、築60-70年前後の木造校舎というのは各地にちらほら残っているのですが、そのほとんどが公金で建てられたものではなく、地域のみなさんの篤志によって建てられた校舎でした。

そんな校舎は、公立の学校なのにとても良い材料が使われていたり、仕事がとても丁寧だったりして、建設当時のみなさまの意気込みが建物から伝わってきます。

これから木造校舎が増えていくといいな・・・と願って、記事をご紹介しました。

いよいよ今度の日曜日に製材の見学会を行います。

和歌山の桧は香りが強く、製材すると桧のイイ匂いが立ち込めますよ。
詳しくはこちらのページをご確認下さい。

奈良市O様邸 上棟しました

今週は、天気が良いのは大変助かるのですが、寒い日が続きますね。
週末はまた荒れる模様とか・・・。

そんな中、昨年晩秋から基礎工事に取り掛かっていた、奈良市O様邸の建て方作業に月曜日から着手し、無事水曜日に上棟しました。

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奥様のお父様が奈良県吉野在住の林業家である関係で、全て吉野産の杉・桧を使っています。

久しぶりに吉野杉の構造材を使いましたが、やはりいいですねぇ~。
(というかお父様のおかげで、木材のグレードが見積もり時の価格よりも良すぎるものばかりなのですが・・・。)

吉野杉は目合いや色がとてもよく、 やはり国産杉材の中では最高級のものだなぁと感じます。

僕はあらゆる樹種の中でも特に杉が一番好きなので余計にそう感じるのかもしれませんが、とてもいい材料です。

これくらいの材料が使われていれば、この家もめったなことでは潰されないでしょう。 

ところで、1/23(日)に製材の見学会を開催するとお知らせしましたが、この時に製材する和歌山県産の桧は、実はO様のお父様にお願いして伐って頂いた木です。

下の写真の青い服を着ている方が、そのお父様です。

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今から製材がとても楽しみです。

製材見学会に興味がある方はこちらをご確認下さい。 

90年生桧原木の製材見学会 兵庫県三田市にて 01/23(日)開催

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昨年11月の新月期に伐採した、樹齢90年生の桧(原木)を製材する(※)見学会を開催します。
※製材とは・・・丸太を製材機械を用いて挽材(ひきざい)し、角材、板材、割材などを生産すること
 
この原木は和歌山県田辺市山中に生えていた桧を、2010年11月の新月期に伐採したものです。
伐採後、2ヶ月間、山で葉枯らし乾燥していたのですが、今月山から出材し、仕上厚30mmの床板用に製材します。

一般の方が原木の製材に立ち会える機会は非常に少ないと思いますが、原木の製材工程はとてもスリリングです。

ゴツゴツして無骨な表情の丸太から、一瞬にして繊細な美しい杢目を持つ板材を生み出していく製材のダイナミズムを、1人でも多くの方に見て知って頂きたいと思い、見学会を企画しました。

今回挽いた板は、4月に上棟予定の神戸市 I 様邸の床材として使います。

1/23には、合計11本の原木丸太を製材する予定です。
皆様には、I 様邸リビングに使う予定の、長さ6m×巾24~30cmの長尺幅広一枚板を原木から採る作業工程を見て頂く予定です

東風ではいつも内装床材には桧ではなく杉を使うのですが、杉の自然乾燥には長い時間を要します。

かと言って、安易に人工乾燥はしたくなかったので、工期に間に合わせ乾燥時間が短くて済むように桧を使うことをご提案しました。
 
【 日  程 】 01/23(日)
【 現場住所 】 兵庫県三田市内 (お申込頂いた方へ住所をお知らせします)
【 時  間 】 10:30~13:00
【 定  員 】 20名
 

製材日程のお知らせ

今日は早朝から現場へ出かけなくてはならないので、詳しくお伝えすることはできませんが、1/23(日)に兵庫県三田市で桧原木の製材を行うことになりました。

下記の日程で製材の公開見学会を開催いたします。

1/23(日) 10:30~13:00 

詳しくは明日改めてお伝えします。
参加申込も明日から東風ホームページにて受付けます。

どうぞお楽しみに。
取り急ぎ。 

はんぺんと言えばコレです

昨日に引き続き、静岡ネタをもう一つ。
(お詫び:1/6-7で静岡に行ってきました。
そのときの記事をアップしたつもりだったのですが、なぜか消えてしまったようです。
近々またアップします。)

最近は全国的にもかなり知られてきていますが、僕にとって「はんぺん」と言えばコレ(↓)でした。

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これ、見たことありますか?
黒はんぺんというものです。
横から見るとこんな形をしています(↓)

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昔は静岡県中部地方(しかもスーパーなどの大衆店)でしか取り扱われていなかったようですが、いつ頃からか知られるようになり、今では静岡県下で広く販売されていて、静岡県内の高速道路のサービスエリアでは必ず店頭に並んでいるB級グルメ品です。

おそらく静岡おでんが注目されるようになったあたりからではないかと思うのですが、静岡ではおでんのはんぺんといえばコレしか入っていませんでした。

僕は中学生くらいになるまで、全国的にはんぺんと言われるあの白くて四角い練り物を知らなくて、親父の仕事の転勤で静岡から札幌に引っ越した時に初めて白はんぺんを見ました。

白いはんぺんを初めて見たとき、中学生の僕は
「何これ?」
と母親に聞いた覚えがあります(笑)。

この黒はんぺん、実はいろんな食べ方があるのです。
新しいものは刺身で食べられるし、おでんや煮つけのほか、フライにすると美味しいんです。

で、静岡に行くといつも黒はんぺんを買って帰ってきます。
スーパーや高速道路のサービスエリアで売っているものは保存料が入っていたりして日持ちするのはいいのですが、ちょっと固くて味や食感が今ひとつなんです。

そして今回うちの母親(←もちろん静岡出身)に教えてもらって、美味しい黒はんぺん屋さんに行って買ってきました。
静岡市五月町にある河忠商店という昔からある古い店(※)なのですが、ここの黒はんぺんはふっくらと柔らかくて甘みが強く、とっても美味しいです。
(※でも今見たらグーグルマップに載っていました。驚)
店に入るとおじいちゃんとおばあちゃんが二人ではんぺんを作っていました。

静岡駅からはちょっと離れているので、歩いていくと30分くらいかかりそうですが、一押しの黒はんぺんです。