昨日、LED電球のことを書きましたが、今日はその関連記事でこんなものがありました。
東芝 白熱電球の製造中止 120年の歴史に幕
エジソンが白熱電球を発明した年(1879)から数えると、約130年間経過したわけですが、白熱電球が果たした役割はとてつもなく大きいでしょうね。
電球の発明を活かすために、電力の普及・消費量増大を助長して地球温暖化を進める一因ともなっていますが、科学・技術の発展に計り知れないほど寄与した功績は素晴らしいと思います。
白熱電灯、個人的には大好きなので、製造されなくなってしまうのはちょっと寂しいですけどね。
おつかれさまでした。
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電柱がなくなる日は近い?
昨日(12/18・日曜日)の日経新聞の朝刊に、
【 ホンダ、太陽電池に参入~住宅用2-3割安く 】
という記事がありました。
現在主流の太陽電池は、『多結晶シリコン型』と呼ばれる方式ですが、
ホンダは、より低コストで生産できる『非シリコン型』という方式の電池を生産することで、太陽電池業界に参入しようということのようです。
ちなみに、ホンダが採用しようとしている住宅用の太陽電池の場合、少しエネルギー変換効率は落ちるようですが、イニシャルコストが2-3割安く抑えられるというメリットがあるようです。
太陽電池や風力発電はこれから主力となっていくエネルギーの一つでしょうね。
しかし、これを爆発的に後押ししそうな技術が、近い将来製品化されるかもしれません。
それは、スーパーキャパシタというバッテリーです。
これで住宅用電源供給にかなう容量のバッテリーが商品化されると、日本から電柱が消えるでしょう。
ちなみに現在は、太陽電池で発電した電気をそのまま住宅で使うということは技術的にできません。
というのも、生産した電気を貯めておくことができないからです。
もう少し平たく言うと、電気を貯めておくための、
『安くて × 効率のいい × 長寿命の』バッテリーがないからです。
あなたは車のバッテリーが何年くらいで寿命を迎えるかご存知ですか?
そうです、通常2~3年で車のバッテリーは交換しますよね?
現在のバッテリーはそれだけ寿命が短いのです。
ちなみに、プリウスなどの最新鋭のハイブリッドカーも、2~3年に一度、バッテリー交換のためにかなり高額(数十万円)で特殊なバッテリー交換を必要としているそうです。
太陽電池を載せた住宅は、当然のことながら、昼間発電します。
しかし、電力を一番必要とするのは、夜間です。
当然、太陽電池は夜間に発電できません。
そこでどうするか?
選択肢は2つです。
選択肢 その1) 昼間発電した電気を貯めておき、夜使う
→ バッテリーが必要
選択肢 その2) 昼間は発電した電気を電力会社に売り(売電)、
夜間は、電力会社からお金を払って電気を買う(買電)
→ バッテリーは不要。
でも電気会社との契約と電線が必要
現在、まだ一般住宅向けの高性能で、格安で、長寿命なバッテリーは販売されていませんので、ほとんど全ての太陽電池を積んだ住宅は、電力会社と契約をして、売電しているのが実情です。
ですから、電柱や電線は欠かせません。
ところが、ここに高性能で長寿命なバッテリーが普及したらどうなると思いますか?
まず、電気エネルギーが自給自足できるようになりますから、電力会社との契約は必要なくなります。
電気の基本料金も払わなくていい。
原油が高騰しても電気代が上がったりすることもないし、月々の電気代もかからなくなります。
原子力発電所は全く必要なくなり、放射能汚染の危険性もなくなります。
そうして、電気会社と契約する人はドンドン減っていきます。
すると、電柱が無用の長物と化していきます。
そうなったら、電力会社はきっと電気料金の値下げをしてくるでしょう。
なぜなら、そうしなければ市場原理に合わなくなり、淘汰されてしまうからです。
しかし最終的には、やはり電力会社は規模が縮小されていくことは避けられない状況だろうと予測します。
と、ここまでは予測が立てられますが、この先は、正直未知数です。
しかし、将来電柱が無くなっていく方向にあることと、電気料金が下がっていく方向にあることは間違いないでしょう。
これは、非常にいい傾向だと思います。
ちなみに、今日ご紹介したバッテリー(スーパーキャパシタ)ですが、2005年の夏にミュージシャンの坂本龍一氏がこのバッテリーと自然エネルギーだけに頼った発電システムを使って、コンサートツアーを敢行しました。
今後注目していたい技術です。
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風力発電機一機で、いったいどのくらいの電力がまかなえるのか?
『風力発電で、いったいどのくらいの電力がまかなえるのか?』
あなたはご存知ですか?
以前にも紹介したことのある、京都府の丹後半島にある太鼓山(たいこやま)風力発電所の写真です。
上の写真をクリックして拡大写真を表示してもらうとわかりますが、風車の足元に人間が写っています。
この風車の柱の高さは30m、羽根一本あたりの長さは25mだそうです。
この風車が回ると、
「ブルン ブルン ぶるん ぶるん ブルン ブルン・・・」
という音がします。
さて、あなたはコレ一機でいったいどのくらいの電力がまかなえると思いますか?
ちょっと雲をつかむような話になってもイヤなので、普通の家庭何世帯分がまかなえるか?という基準で考えてみてください。
(↓下に正解を書いてあります。)
いらっしゃいませ!
ここまでスクロールしてくれたってことは、あなたもやっぱり、正解知りたいですよね?(笑)
じゃあお教えします。
(って、別にそんな勿体つけるようなデータでもありませんが・・・)
コレ一機で、約400世帯分の電気がまかなえるそうです。
つまり、もし大地震が起きて、山奥にある400世帯の集落が孤立してしまったとしても(←なにもそんなに苦しい状況作らなくても・・・って?)、
条件その1) 集落の中にこの風車が1機あって
条件その2) 集落内の全戸がオール電化住宅で (←チョットありえない)
条件その3) 村民が風車の音を気にしない♪
という条件が整えば、電気面に関しては何年でも何不自由なく生活が営める、という実力です。
風力発電の実力、結構すごいと思いませんか?
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