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木造建築と石場建て伝統構法の建築家【東風】(大阪、京都、兵庫、奈良)

木製格子と漆喰壁、むくり屋根の家 /兵庫県尼崎市HEADLINE

概要・コンセプト

もともとご実家が建っていた敷地に、ご自宅の建替えを計画されたH様。
美術を専攻されていたご主人からは、
「美観も重視した家づくりにして、屋根にはむくりをつけてほしい」
というご希望を伺っていました。

そこで面格子を伴った京町家のような姿の建物をご提案し、外観は軒高をできるだけ低く抑えたやさしい雰囲気に、そして内部は小屋組みの梁が迫ってくるような迫力のある空間に仕上げました。

建物の写真

京町家のようなイメージでつくった外観。面格子と漆喰と瓦の組み合わせ

軒の高さを低めに抑え、木製面格子を設置して町家の雰囲気に仕上げました。

軒内土間にはたたき風に小石を散らせた。軒裏と柱は国産の杉 玄関寄付の床は桧の厚板40mm張り。化粧名栗(なぐり)の式台は杉

左写真:軒内の土間には、丸みを帯びた砂利を散らして、少し柔らかい感じに仕上げています。

右写真:玄関内観。東風でつくらせて頂いたお宅は、一歩玄関に足を踏み入れると木の香りが広がります。
     ご友人など、お宅を訪問される方はみな一様に「すごく木の香りがする〜!」と驚かれるようです。
     こちらのH様宅では、床板に桧の厚板(40mm無垢材)を張っているので、桧の香りが来訪者を迎えます

美しい杉の名栗(なぐり)加工を施した玄関の式台。名栗加工は京都の原田隆晴氏によるもの

玄関で靴を脱いで上がろうとすると、まずお客様はこの杉の式台に足をかけることになります。
ちょうなではつった化粧名栗(なぐり)仕上げの式台は、かすかな凹凸があって足ざわりも心地よく、見た目にもインパクトがあって、お客様にご好評を頂いています。

木組みと間接照明の陰影、桧8寸角大黒柱の存在感 リビングの上は吹抜けになっており、2階と1階が一体となる空間

リビングに入ると、2階の床を支える大きな梁が露出していて、この家の中心を貫いている桧の大黒柱(太さ:8寸角=24cm×24cm)が屋根の棟まで1本で通っています。吹抜けのあるリビングは家の奥まで光が差し込むので、とても明るいだけでなく、晴天率の高い太平洋側の地域では、冬場に日光がリビングの中に燦燦と降り注ぎ、とても暖かく過ごせます。

赤い京唐紙・太渦(ふとうず)を貼った襖が映える和室 ステンレス製システムキッチンは既存品を取り外して再設置したもの

右写真:仏間内観
1階の仏間に入ると、まず目に飛び込んでくるのが真っ赤な京からかみを貼った襖。型押しされているのは太渦(ふとうず)という伝統的な文様ですが、これもご主人が選ばれたものです。
鮮やかな襖紙の色と相まって、個性的で可愛らしい雰囲気になりました。

写真左:キッチンは、既存のシステムキッチンを一旦取り外し、再設置しました

2階子供室の脇には吹抜けがあり、リビングを覗きこめる 大屋根の荷重を支えるのは樹齢100年の桧の丸太梁

2階の廊下に上がると、太い丸太梁が眼前に迫ってきます。
大屋根全体の荷重をしっかりと支える丸太梁は、樹齢100年の桧。
1階のリビングからもこの丸太梁はいつも見えていますが、2階に上がるといっそう迫力があります。

2階の天井は屋根の小屋組み材をそのまま化粧材として見せた造り

子供室の天井には、家の屋根を支える小屋梁が見えています。
だから子供たちは、毎晩この梁を見ながら眠りにつきます。
しっかりと屋根を支えてくれている梁の姿に安心感を感じ、屋根を支える各部材のもたらす陰影や無垢の杉の木目や節をいつも見ながら育つ子供たちは、きっと豊かな感受性を持って育ってくれることでしょうね。


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